名古屋市立大学 呼吸器・免疫アレルギー内科学では、呼吸器、アレルギー、リウマチ・膠原病を中心とした内科領域で、活気あふれる多くの医師・研究者が、日々臨床、研究、教育に励んでいます。

教室員からのメッセージ&レポート

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女性医師支援
女性医師支援

女性医師が家事や出産・育児をしながら診療や研究を続けることは、時間的にも体力的・精神的にも大変なことです。それぞれのご家庭によって環境やサポート体制に違いがあり、またお子様の成長などに伴って可能な勤務体系も変わってきますので、多様な設定が必要と考えています。
当教室では、先生方の個々のご事情に合った働き方を、関連病院とも協力してご提案させて頂きたいと考えています。ご質問やお問い合わせがありましたらお気軽に下記までお願い致します。

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女性医師支援についてのお問い合わせ

名古屋市立大学大学院 医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学
〒467-8601 名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1
m-take19@med.nagoya-cu.ac.jp(担当:医局長・病院講師 竹村昌也)

tel:0528538216

fax:0528520849

女性医師からのメッセージ

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私は愛知厚生連海南病院で初期研修を行った後、同病院の呼吸器内科のスタッフとして勤務しました。卒後3年目には入局して、7年目からは名古屋市立東部医療センター呼吸器内科に勤務しています。
私生活では、結婚して3年が経ち、後悔のないライフワークバランスをと考えるようになりました。
そんな中、教室主任をはじめとする教室の先生方や職場の上司と今後の勤務について相談する機会があり、女性医師の仕事と家庭の両立を支援する名古屋市病院局の非常勤専任医師制度を教えて頂きました。現在は、その制度を利用して引き続き東部医療センターで働いています。

具体的には、平日週4日の日勤帯勤務で、外来診療や初期研修医の指導、レジデントの先生の診療サポートなどを行っています。家事などもこなしながら、これまでの経験を生かして患者さんの診療や教育を継続できており、呼吸器内科のスタッフや医局に対して心より感謝しています。また、最近東部医療センターでは、産休や育児休暇明けに復帰される女性医師が増えてきていて、女性医師にも働きやすい環境が整ってきていると感じています。

女性医師には、結婚、出産、育児等いろいろな人生の節目があり、その都度、仕事と家庭のバランスには悩むことがあると思います。当教室にはそれぞれに合った無理のないワークスタイルを相談しながら作っていく環境がありますので安心してください。
女性医師の入局者も増えていますし、皆さんと一緒に楽しくお仕事ができたらうれしいです。お待ちしています。

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東部医療センター呼吸器内科の皆様と
(前列左端が原田先生)

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私は学生の頃から総合的な診療に携わりたいと漠然と思っていました。
名古屋市立東市民病院(現 東部医療センター)での初期・後期研修の中で各科の指導医の先生方の熱心な指導の下、common diseaseを中心に様々な症例を経験しましたが、幅広い知識と経験が求められるリウマチ・膠原病分野の奥深さに惹かれ、リウマチ・膠原病内科医を目指すようになりました。卒後4年目には入局し、日常診療での疑問点に出会う中でさらに深く学びたいという思いから大学院に入学しました。
名古屋市立大学病院はリウマチ・膠原病の地域拠点施設であるため希少な症例も多く、これまでの経験を生かしつつより専門的な臨床経験を学ぶことができます。大学院生としては基礎研究と臨床研究の両面のエキスパートの指導の下、基礎的な観点から疾患へのアプローチを学ぶ毎日でした。
このような日々の中、私は妊娠・出産を経験しました。

学生時代から自分の周囲では出産後に専門性を維持しながら仕事を継続されている先生が少なかったこともあり、女性医師としてのライフプランについて常に漠然と不安を持っていました。自分自身が復帰する際にも、数年間臨床を離れてから専門領域で復帰できるだろうか、体調不良などで出勤が困難な時のサポートは得られるだろうか、など、育児とキャリア継続の両立を目指すことにとても悩みましたが、私の場合にはこうした不安を指導医の先生や教室に相談することができ、育児をしながらキャリアを継続できる勤務体制を提案して頂きました。
具体的には、名古屋市立大学病院の臨床研究医として、子供を保育園に預けられる時間内で勤務でき、勤務時間外の対応や急な欠勤が必要になった際にも支障が生じないようグループ内でサポート体制を整備して頂いています。
安心してキャリアを継続できる環境で復帰することができ、関係の先生方に本当に感謝しています。復帰後数ヶ月が過ぎましたが、熱心な指導のもと、臨床を離れていた間のブランクを取り戻すべく日々学びなおしの毎日です。

女性医師にとっては妊娠・出産・育児と仕事との両立は大きな心配事だと思います。“両立”という選択をした時に、相談しやすい雰囲気と、個人の希望を大切にしつつ働きやすい環境を検討していただける体制があることは非常に心強いと思います。
リウマチ・膠原病内科に興味がある先生方や学生の方々はもちろん、総合的診療に興味のある方、出産・育児も含め仕事を継続していきたいと考えている方など、まずは一度見学や実習にいらしてください。一同、心よりお待ちしています。

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後輩を指導される岩垣津先生(右端)

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皆さん、こんにちは旭労災病院呼吸器科の横山と申します。 旭労災病院は、名古屋市北東部に隣接する尾張旭市唯一の公的病院で、隣接する名古屋市守山区の救急医療・地域医療も担っています。平成30年には新しい病院に生まれ変わる予定です。

現在(2015年7月)、当院の常勤医は42名で女性医師は12名、そのうち7名は女性部長です。子育て中の女性医師は2名で、来年4月には更に1名が育休休暇から復帰される予定です。私自身は旭労災病院勤務中に二人の子供の出産を経験し現在も子育てしながら仕事を続けています。皆様の参考になればと思い、私の経験をまとめてみました。

① 第1子妊娠後
急な入院もありましたが、予定していた学会発表や外来業務の代行は呼吸器科スタッフが行ってくれ、他の内科医師も様々な場面で応援してくれました。大学と連携して産休育休中には医師を派遣して頂くことができました。
② 第1子出産後復帰
産休育休は約8か月間取得し、育児時短勤務制度(週5日、1日6時間勤務)を利用して復帰しました。呼吸器科スタッフとして外来・健診を中心の仕事を行い、複数主治医体制で入院患者さんも担当しました。
③ 第2子出産後
産休育休を約1年3か月間習得しました。復帰までの間隔が長くなり不安もあったので、復帰前研修制度を利用して4か月間は週2日の研修という形で勤務しました。現在はじん肺患者さんの健診業務を中心に勤務しています。

このように各ステージで多くの方のご理解と援助を頂きました。私が当院で勤務を続けてこられた要因としては一番に呼吸器科スタッフの理解があります。病院としては、他科の医師やコメディカルの協力があり、経営陣にも時短勤務や研修制度などその時々の状況に応じて柔軟な対応を頂きました。また、産休育休中に大学が新たにスタッフを派遣し病院スタッフの負担を減らしていただけた点も大きいと考えます。 呼吸器・免疫アレルギー内科教室や関連施設には応援してくれるメンバーがいます。皆さん、もし悩んでいることがあったら是非教室に相談に来てください。

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旭労災病院呼吸器科の皆様と。前列右端が横山先生。