名古屋市立大学 呼吸器・免疫アレルギー内科学では、呼吸器、アレルギー、リウマチ・膠原病を中心とした内科領域で、活気あふれる多くの医師・研究者が、日々臨床、研究、教育に励んでいます。

後期研修について

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後期研修について
後期研修について

後期研修では、専門医としての臨床技能を習得するだけでなく、研究的視点も身につけ、大学院進学など将来を見据えた教育を実践しています。
各科の教育方針は下記をご覧ください。

呼吸器内科 専門医研修コースプログラム
膠原病内科専門医研修コースプログラム
問い合わせ

名古屋市立大学大学院
医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学

〒467-8601 名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1
メールを送信される場合はこちら(教室主任 福光研介 宛)

名古屋市立大学大学院の外観

呼吸器・アレルギー内科 専門医研修コースプログラム

診療科の概要

特色

温かく熱意ある指導医が、呼吸器内科医を目指すあなたの後期臨床研修をサポートします。名古屋市立大学病院と、独自の特色をもつ関連病院での研修により、地域医療から高度医療まで幅広く経験できます。ほとんどの病院が愛知県内に位置しています。
呼吸器疾患は、腫瘍、感染症、免疫・アレルギー性疾患、環境・産業性疾患など多岐にわたり、近年増加している疾患が多く、多くのCommon diseaseを含みます。専門医取得を目指して、単に症例を経験するだけでなく、臨床能力・知識をさらに深めることができるように、関連病院全体が参加する研究会、症例検討会などの機会を設けています。さらに実地医療に加え、学会活動、臨床試験、研究とバランスのとれた構成で、専門医を目指すあなたをサポートし、研修後も活躍の場を提供します。勤務医、開業医、大学教員、研究者はもちろん、行政、公衆衛生、疫学、病理学、予防医学など多彩なフィールドで先輩たちは活躍しています。

研修目標

全身的かつ全人的な診療ができる内科医であることを基盤とし、患者や医療従事者から信頼される専門領域のエキスパートとなることを目指します。
取得できる資格
・日本内科学会: 内科専門医
・日本呼吸器学会: 専門医、指導医
・日本アレルギー学会: 専門医、指導医
・日本呼吸器内視鏡学会: 専門医、指導医
・日本臨床腫瘍学会: 専門医、指導医
・日本感染症学会: 専門医、指導医
・インフェクションコントロールドクター
・日本結核病学会: 結核抗酸菌症認定医、指導医
 など

学会活動(目標)

・3年間で地方会発表5回以上、全国学会1回以上
・3年間で論文発表1回以上

研修修了後の進路について

1. 大学院進学(5年次より入学・兼務もありうる)
2. 大学スタッフ、教員/研究者
3. 国内留学・海外留学:実績あり(大学院終了後が望ましい)
4. 関連病院勤務医

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リウマチ内科専門医研修コースプログラム

診療科の概要

特色

リウマチ内科は、主として関節リウマチ、全身性エリテマトーデスをはじめとする、免疫異常・炎症制御異常を伴い全身の関節や筋肉など筋骨格系障害を呈するリウマチ性疾患(すなわち膠原病)を専門とする診療科です。
膠原病は、多臓器に障害を来しうる全身性疾患であることから、その診断・治療・管理において、呼吸器、腎臓、神経、循環器、血液、消化器など全身の臓器障害に関する幅広い見識をベースとした的確な問診や全身の身体所見評価が極めて重要で、全身を診る内科医としての総合力が要求されます。そのため不明熱や原因不明の症状での紹介が多いことも特徴です。
また昨今の免疫・炎症学、バイオテクノロジーの進歩により、これまで不治の難病とされた関節リウマチをも寛解に至らしめるポテンシャルを有する抗体医薬、分子標的薬が臨床応用され、この20年で関節リウマチの治療体系は激変しました。全身性エリテマトーデスや血管炎症候群に対しても抗体医薬、分子標的薬が臨床応用され、さらには現在様々な分子を治療標的とする新規薬剤も開発段階にあるなど、関節リウマチ以外の疾患の治療体系にも大きな変化の波が押し寄せています。それらの薬剤を免疫学・炎症学の基本的知識に基づいて適切に使いこなせる薬物療法のエキスパートとしてのリウマチ内科医を養成することが喫緊の社会的課題であり、その役割を担うべく診療・教育にあたっています。
当科は、40年以上にわたり東海地区のリウマチ・膠原病の拠点施設としての役割を担ってきました。リウマチ・膠原病の診療を専門で行っている内科系教育施設は、東海地区では希少であるため、症例数は極めて豊富です。関節リウマチなどのCommon diseaseのみならず、その他の稀有な膠原病の臨床経験を積む上でも、東海地方でトップクラスの豊富な診療実績を有する当科は、世界に通用する(グローバルスタンダードな)リウマチ内科専門医を目指す若手医師の研鑚の場として最適な環境であると自負しています。
関節リウマチやその他の膠原病などリウマチ性疾患の診療、研究にご興味があり、将来それらの疾患の診療を専門とし、東海地方を中心に活躍を考えていらっしゃる方は、是非当科の研修プログラムにご参加ください。

研修目標

リウマチ性疾患の病態、診断、治療、管理、保健と福祉などの幅広い問題についての知識、技能、態度を習得し、適切かつ安全なリウマチ性疾患の診療を提供できる専門医としての能力を賦与すること、ならびにそれらを自ら継続的に学習し、臨床的能力を維持できる医師を養成することを目標とする
内容は、日本リウマチ学会 リウマチ専門医研修カリキュラムに準ずる
取得できる資格
・日本内科学会:内科専門医
・日本リウマチ学会:リウマチ専門医
・日本アレルギー学会:アレルギー専門医(呼吸器内科との連携)
・日本呼吸器学会:呼吸器学会専門医(呼吸器内科との連携)

学会活動(大学院との関係)

・3年間で日本リウマチ学会総会・地方会、研究会での発表6回以上
・3年間で論文発表1編以上

専門医研修期間に随時入学可

研修修了後の進路について

1. 大学病院で臨床研究医として臨床に取り組む
2. 大学院(一時期、臨床研究医兼務も可)
3. 留学
4. 関連病院へ赴任